体入っていったいなに? 体入システムと体入でやるべきこと

 ガールズワークを始めるにあたって、初心者なら誰でも少なからず不安な気持ちを抱くもの。
情報社会のこの時代、始める前に、みなさんインターネットサイトやSNSなどで情報収集すると思いますが、それでもわからないことや払拭できない不安はいっぱいあると思います。
そんな働く前の不安を取り去るためにあるのが、「体入」です。ここではその「体入」について少しお話したいと思います。

◇体入ってなに?どんなことするの?

 夜の仕事やガールズワーク未経験の女の子なら、求人情報に書いてある「体入OK」っていう文字をみて、「体入ってなんだろう?」と思ったことが一度はあると思います。「体入」とは、体験入店のことで、体験入店は文字通り、実際のお店で働いてみることができる体験システムのことです。最近は大抵のお店がこの体入システムを取り入れています。この体験システム、実はとても女の子にとって良心的なシステムで体験でありながらもお給料がもらえるのです。
 体入では、お店に在籍する前に、実際のお仕事と同じようにお試しでお仕事ができるし、お店やスタッフの雰囲気なども知ることができるので、まずは体入でお店の空気感などを感じてみてください。

◇どうやって体入するの?体入までの流れ

 体入は大抵1店舗1日だけで、お仕事する時間は平均3時間程度。中には何度か体験させてくれるお店もありますが基本は1日のみです。面接したその日に即体入できるところもありますし、後日日時を決めて行くこともできます。  面接後すぐに体入って、ドレスとかメイクとかどうするの?と思いますよね。今のお店は大概レンタルドレスが用意してあってメイクもしてもらえるところが多いです。だから、面接当日に体入することになっても、そんなに慌てる必要はありません。ただ、今後キャバ嬢として働いていくつもりなら、ゆくゆくは自分のサイズに合ったドレスを用意するほうがいいですね。

 あと、体入とは言え、お店に入るにあたって、「源氏名」を考えなければなりません。「源氏名」とはキャバ嬢としての名前のことで芸能人の芸名みたいな感じですね。「思いつかないから、本名でいいや」なんて気軽に思っている人もいるかもしれませんが、今の時代、本名で仕事するのはおすすめしません。お客さんの中には、名前から住所や学校、職場など調べようとする人もいたりします。キャバ嬢としての名前が本名だと、SNSなどで調べられたりしてあなたの過去やプライベートが知られてしまう可能性があるので、ストーカー被害などから身を守るためにも、キャバ嬢として働くときは源氏名を使ってお仕事しましょう。
 源氏名は基本的にどんな名前でもいいですが、同僚のキャストに同じ名前や似た名前がいるのはあまりよろしくないので、避けたほうがいいと思います。また、特徴的でありながらも覚えやすい名前がお客さんにも印象に残るのでいいのではないかと思います。

 即日体入の場合、ドレスや靴、小物などはレンタル可能なところもあるので、それほど心配はいりませんが、源氏名に関しは、急に源氏名を考えるとなるとなかなか決められないこともあるので、面接前に前もって少し考えておいてもいいかもしれませんね。

◇体入での心構えと接客の仕方

 体入では、実際にお客さんを接客することになります。基本的には先輩キャストのヘルプとして接客します。

体入での主なお仕事

1.お酒をつくる
お客さんのお酒をつくります。作り方などは体入前にスタッフから教えてもらえるので心配いりません。

2.タバコに火をつける
お客さんがタバコをくわえたら、ライターで火をつけます。火の付け方も体入時にスタッフが指導してくれます。

3.おしぼりを渡す
お客様がお手洗いなどに立たれた場合、戻られたときにおしぼりを渡します。

4.お客様とおしゃべりする
お客様と楽しくおしゃべりしたり、お客様のお話をきいてあげたりします。

 何もわからない女の子をいきなりお店に放り出したりするお店はありません。未経験の女の子に完璧に仕事を求めるお店もありませんので、うまくいかないことがあってもそんなに気にする必要はありません。基本的に、お客様に居心地のいい時間を提供することがキャストの仕事となります。細かい気遣いがお客様を気持ちよくさせるので、お客様のことを思って接客をすることを肝に命じて体入に挑めば無事にお仕事を終えることができるでしょう。

◇体入時の接客で注意べき点

 注意しなければならない点として、体入で先輩キャストのヘルプでお客さんの席についた場合、名刺を交換したり連絡先を交換したりすることは厳禁です。お客さんから連絡先を聞かれたりしても絶対に教えてはいけません。他のキャストの指名客と連絡先を交換したりするのはそのキャストからお客さんを奪う行為とみなされる場合があるので、絶対にやめましょう。
体入前にお店からもそういった指導はあるかと思いますが、この点はもめる原因にもなりかねませんので、十分に注意しましょう。
 もし、お客様からしつこく連絡先を聞かれたりする場合は、先輩キャストやスタッフに声をかけて助けを求めるといいでしょう。

◇体入時に見極めるポイント

 お店の時給や待遇については、最初にみる求人情報にだいたい記載があります。また面接の時にも、どういった支払いシステムなのかなど説明してもらえるはずですので、そういった点については体入前に情報を手に入れることが可能です。しかし、お店の中のことや仕事をはじめてからのことについては、面接時に感じ取ることはなかなか難しいです。そのお店で自分が気持ちよく、落ち着いて仕事ができるか、それはとても重要なことです。体入時には実際働いてみないと感じることのできないことを感じて、お店選びの参考にしましょう。

チェックしておきたいポイント
1.お店の空気感
 お店によってそれぞれ雰囲気や空気感が違います。すごく活気があるお店もあれば、お客さんはいるけど、落ち着いたしっとりした雰囲気だったり、いろいろです。自分がどんなお店に向いているか、どんなお店で働きたいかによって選ぶお店は変わってくるはずですので、体入した段階で、なにかしら違和感を感じたり、イマイチ気乗りしなかったりした場合、ほとんど続かないことが多いので、自分にあった空気感のお店を選らんでください。

2.働いてるスタッフとキャスト
 実際本入店すると、一緒に働くことになるスタッフやキャストのことはしっかりとチェックしておくのがベター。自分がうまくやっていけそうな人たちが多いお店なのか、そうでないのか、短時間で見極めるのは大変ですが、自分が尊敬できるようなキャストがいたりすれば、うまくやっていけるかもしれません。反対にこんな女の子になりたくないなって思うような人がいるところはきっと合わないし、働いててもストレスになることが多いのでやめたほうがいいでしょう。

3.店内の衛生環境
 衛生的に問題のあるお店や清掃の行き届いてないお店などは避けたほうがいいでしょう。そもそもそんなお店で働きたくないですよね。それ以外にも、清潔感のないお店にはお客さんもあまり来ませんから、売上もあげにくくなります。また、店内がきれいに保たれてないお店は他の面でもルーズなことが多いのでおすすめしません。

◇まとめ

 いかがでしたか? 体入はお店選びに迷っている人はもちろん、自分にあったお店を探すためにとてもありがたいシステムです。これを上手に活用して、本当に自分にあったお店を見つけてください。キャバクラはお店によってカラーが様々ですから、1店舗だけの体入で決めるのではなく、いくつかのお店に体入して、自分に一番あったお店をさがしてみてください。